ミシェル・ルグラン作曲のバラード。
小節数は、8-8-10。同じモチーフを少しづつ発展させていくんだけど、コードが半音下がるところと全音下がるところがあって、きっちり覚えて準備しておかないと大変なことになる。鍵盤や弦楽器は指の位置をスライドさせればすむかもしれないが、大多数の管楽器はそうもいかない。漫然とスケール練習をやってもだめで、しっかりスケールの音を聴きこんでおかないとだめだということか。
Nicolas Folmerはミシェル・ルグラン曲集のアルバムを作り、彼の曲をレパートリーとする。このトラックではブルース的な響きも援用しつつ、熱く歌い上げている。彼のトランペットは自由で、トランペットはまだまだ可能性のある楽器だということを知らせてくれる。
彼ならペトルチアーニのトリビュートアルバムを作ってくれるかもしれない。