2012年12月29日土曜日

Darn That Dream 2題

Darn That Dream のトランペットによる好演を2つご紹介。

ひとつめは原朋直さん演奏によるもの。
辛島文雄クァルテットのもの。




 もう一つはTom Harrell クインテットによるものの抜粋。

2012年12月20日木曜日

Let the Children Play composed by Tom Harrell

トム先生のオリジナル。
トム・ハレル・クインテットは大好きだ。「いわゆる2管クインテット」をそのままなぞるような創造性のないことはしないのが素晴らしい。それはトム先生すべての音楽活動に当てはまるのではないかとおもう。

アルバムが基本的にはオリジナルで占められるのがまた素晴らしい。
創造的であるが故に、自分の耳が調整されないと音楽が入ってこないかもしれない。繰り返し聴いてトム先生の考えるジャズをじっくり感じとっていただきたい。

ご紹介するのはLet the Children Play。子どもたちを遊ばせておこう、という明るい雰囲気が感じられる。テーマがある意味強い曲だと思うが、アドリブ時のコード進行はまた違うので、予習が十分必要かなと思う。ステージ映えする曲だと思います。

2012年12月17日月曜日

Nicolas Folmer & Daniel Humair Project plays Alfio Origlio's Didonade

紹介したくてしかたのない曲だが、ようやく曲名が判った。
初出はAlfio OriglioのアルバムRicordoに収録されており、タイトルはDidonade。

タイトルの意味は調査中だが、ミシェル・ペトルチアーニへ捧げた曲だそうだ。
ペトルチアーニは固めの音を正確に並べあげるような印象だが、作曲者アルフィオ・オリリオはセンスあふれる和音で空間を作ってそのなかを単音が風を吹かすような演奏だ。

いちおうメモ程度に採譜を試みているが、最初の6小節の展開の理論的な裏付けがよくわからない。同じコード展開が平行移動しているはずなので、トランペットでアドリブをとるのは至難だと思う。

これは自分なりに演奏してみたいし、こういう曲を演奏したいと思う人と共演したい。

名手たち集うNicolas Folmer & Daniel Humair Projectによる演奏をどうぞ。

2012年12月14日金曜日

Iona composed by Nicolas Folmer- Régis Igonnet Quintet

このブログを見ていただいたら分かる通り、私はNicolas Folmerさんの大ファンである。

プレイはもちろん作曲も素晴らしいところに惹かれる。

トランペットが冴える曲はトランペッターこそ知っている、と思う。

ご紹介するIona は、ファーストアルバムI comme Icare のナンバー。最初のテーマから上に展開するところが素晴らしい。腕を上げて、この曲を高らかに歌い上げたいと思う。

彼の公式サイトでは楽譜をダウンロードすることができる。大変刺激的で勉強になるのでご興味ある方は御覧ください。

http://nicolasfolmer.com/


2012年12月8日土曜日

Tom Harrell blues in all keys with Jamey Aebersold 1979 and the transcription

Tom HarrellのBluesソロ。
プロは12キーどれでも吹けます、という実例。
スケールとクロマチックの使い所が大変参考になります。
だがしかし、トム先生の真骨頂はどの音も均等に鳴らしつつ高い音や複雑な指使いでも絶対に崩れたり力んだりしないところだとおもう。トランペットプレイヤーなら基礎練習の重要性を再確認してくれるトラックだと思う。



このソロのtranscription(コピー譜)を作った人がいらっしゃる。
自分で書いたほうが勉強になるのだけど、耳コピ苦手な方はこれをもとに訓練してもいいかもしれない。

http://www.trumpetherald.com/forum/viewtopic.php?p=1230690