2014年10月28日火曜日
Tonk by Ray Bryant
レイ・ブライアント作曲。小節数は16-16-8-16。
テーマは非常に強い。ファンキーなリズム、わかりやすいメロディ。もともと2ホーン以上を想定して書かれているようで、アンサンブルも出来上がっている。
AメロもブリッジもA7で始まるので、ソロを聞かせるにはメリハリをどう効かせるかを考えたほうがいいだろう。1コーラスくらいで交代するほうがいいかな。
いかにもジャズらしくユーモアもある面白い曲だ。
2014年10月20日月曜日
Adam Rapa: トランペット コーディネーション・テクニック
表題の本を購入し、読み、いくつか試している。
力まずに息を吸うのが自分にどれほどできているかわからない。たくさん息を吸うと胸郭が広がり、肺が内側から圧力をかけているように感じる。少なくとも胸が爆発しないように肺を抑えこむ筋肉には力が入っていると思う。それくらいは許されるのかなと思う。
舌の位置はまだなじんでいない。ここに舌を置くんだと強く思うと舌に余計な力が入る。自分の場合、ダブルタンギングをすると脱力するように思う。
で、この呼吸を元に吹いてみると、実際に息の節約にはなっているようで、スタンプの#6もかなり楽に吹ける。
一方で、息を節約したことで音色の変化や音量の調節など気になることも出てきた。もっと録音して聞いてみないといけない。
こういう吹き方からみると、マウスピースだけで練習する際に気をつけるべきは、吹きすぎる、あるいは意図的に吹き込んでしまうことなのだろうと思う。決して大きい音を出そうとせずにすれば、マウスピースの練習も意味が出てくるのかもしれない。
左手の練習をすると、右手を動かすときあまり力まなくなるように思う。ただし、最初は劇的に右手が動くようになるのだけれど、左手で押さえることに慣れてくればそれほどの変化は訪れなくなる。あとはゆっくりから地道に練習する必要がある。
これはよくわからない。
多分、アンブシュアを立体的に考えると、どこから息を通せば最も早く振動するか、みたいなアイデアから出てきたのだろうと思う。
こういうのは意識し過ぎると不自然になってしまうので、探りながら一番いい吹き方を当てていこう。
自分の場合、低音のタンギングがとにかく汚く、 必要以上に舌を押し付けているのがよくわかった。
一方、セッションで一度使ってみたのだけれど、どれくらいの音量が出ているのか把握しきれず多分オーバーブロウになってしまい、納得いくようには吹けなかった。これは慣れが必要なのだろう。楽器の音はかなり聞こえるし、こちらに向けられた話も聞こえる。距離をおいた客席の話や拍手は全く聞こえない、という印象。
ジャズの場合、狭い場所での演奏や、アンプやドラムが近い位置にくることも多いので、耳栓での演奏ができると耳の保護には役立ちそうである。
また、音楽用耳栓は日常生活では明らかにプラスになった。長距離の乗り物、振動音や周囲の機械音が遮られ集中できる。
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本書は、ひと通り演奏してきたが奏法をもう一度確認したい、あるいは練習法についてもっと知りたいというトランペット奏者は読んでみるとよいと思う。指導者が指導の際の言葉を整理するのにも良いと思う。逆に初心者は力んだり戸惑う原因となるかもしれないので、ある程度トランペットを続けてきたひとに聞きながら読んでみるほうがいいかしれない。
トランペットを使わずに練習する(呼吸、マウスピースによる練習)
本書のスローリーク練習法を実際に行っている。力まずに息を吸うのが自分にどれほどできているかわからない。たくさん息を吸うと胸郭が広がり、肺が内側から圧力をかけているように感じる。少なくとも胸が爆発しないように肺を抑えこむ筋肉には力が入っていると思う。それくらいは許されるのかなと思う。
舌の位置はまだなじんでいない。ここに舌を置くんだと強く思うと舌に余計な力が入る。自分の場合、ダブルタンギングをすると脱力するように思う。
で、この呼吸を元に吹いてみると、実際に息の節約にはなっているようで、スタンプの#6もかなり楽に吹ける。
一方で、息を節約したことで音色の変化や音量の調節など気になることも出てきた。もっと録音して聞いてみないといけない。
こういう吹き方からみると、マウスピースだけで練習する際に気をつけるべきは、吹きすぎる、あるいは意図的に吹き込んでしまうことなのだろうと思う。決して大きい音を出そうとせずにすれば、マウスピースの練習も意味が出てくるのかもしれない。
フィンガートレーニング
左手で練習するのは効果的だと聞いていたが、創造的な練習をするにも素人なので、実際に練習メニューとして提案されるとより取り組みやすい。左手の練習をすると、右手を動かすときあまり力まなくなるように思う。ただし、最初は劇的に右手が動くようになるのだけれど、左手で押さえることに慣れてくればそれほどの変化は訪れなくなる。あとはゆっくりから地道に練習する必要がある。
息の方向
これはよくわからない。
多分、アンブシュアを立体的に考えると、どこから息を通せば最も早く振動するか、みたいなアイデアから出てきたのだろうと思う。
こういうのは意識し過ぎると不自然になってしまうので、探りながら一番いい吹き方を当てていこう。
音楽用耳栓
ラッパ氏は音楽用耳栓を練習時に使用することをすすめている。これも実際にやってみたが、確かに口腔内を含めた体の響きに敏感になれる。自分の場合、低音のタンギングがとにかく汚く、 必要以上に舌を押し付けているのがよくわかった。
一方、セッションで一度使ってみたのだけれど、どれくらいの音量が出ているのか把握しきれず多分オーバーブロウになってしまい、納得いくようには吹けなかった。これは慣れが必要なのだろう。楽器の音はかなり聞こえるし、こちらに向けられた話も聞こえる。距離をおいた客席の話や拍手は全く聞こえない、という印象。
ジャズの場合、狭い場所での演奏や、アンプやドラムが近い位置にくることも多いので、耳栓での演奏ができると耳の保護には役立ちそうである。
また、音楽用耳栓は日常生活では明らかにプラスになった。長距離の乗り物、振動音や周囲の機械音が遮られ集中できる。
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本書は、ひと通り演奏してきたが奏法をもう一度確認したい、あるいは練習法についてもっと知りたいというトランペット奏者は読んでみるとよいと思う。指導者が指導の際の言葉を整理するのにも良いと思う。逆に初心者は力んだり戸惑う原因となるかもしれないので、ある程度トランペットを続けてきたひとに聞きながら読んでみるほうがいいかしれない。
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