2012年8月30日木曜日

Question and Answer by Pat Metheny

パット・メセニーの曲。
所属していたジャズ研はメセニー好きな人が多かったなあ。

Jamesなんかも好きです。

トランペットで演奏するイメージが全く沸かないのが玉に瑕です。
テナーやアルトサックスなんて、いくらでも曲があるじゃないですが。
トランペットはそうも行かないのですよ。

マイケル・ブレッカーを偲んで。


2012年8月19日日曜日

Trompeta Toccata by Kenny Dorham

ケニー・ドーハムの名演。

テーマにパワーがあり、各奏者のソロパートではテーマの変奏が行われる。
この展開自体も面白いし、演奏自体も熱くクール。

この曲を真似たり自分がステージでやりたいと思っているわけではないが、学生の時聞いてとにかく衝撃を受けた。これと同じように吹きたいとひたすら練習しまくった。

AABAがジャズじゃないし、アドリブだけがジャズじゃない。じゃあどういう形があるのか、という迷いに一つ光を見せてくれた演奏。

ケニー・ドーハムはこれ以後アルバムを作るのをやめてしまったのか、惜しまれる。

This is New by Kurt Weill

マック・ザ・ナイフなどで知られるKurt Weill の曲。
コードがやや取っ組み辛いからか知名度は今ひとつだが、 強いパワーを持った曲である。

Chick Coreaのデビュー作 Tone's for Joan's Bonesから。
これが後続の多くの演奏のお手本になっていると思う。

ただ、このトラックのウディ・ショウ先生はまだ曲を消化しきれてないなという印象を与える。
そりゃまだ23歳の若者だから仕方ないかな。


2012年8月18日土曜日

Textures by Herbie Hancock

トランペットがからめる曲じゃなのだがご紹介。

コードワークが美しい曲です。


Alfio Origlio トリオによる演奏。


で、もとはHerbie Hancockの曲で、こういうアレンジでした。



2012年8月8日水曜日

A Felicidade by Antonio Carlos Jobim

アントニオ・カルロス・ジョビンのナンバー。

タイトルは「幸福」を意味するが、歌詞は「幸せには終わりが来るが悲しみには終わりはない」ということを歌っている。

日本人は額面通りに受け取って素直に切なさを歌うだろう。カーニヴァルであれだけ騒げるブラジル人もそんな無常観を抱くのか。いやどうせ彼らのことだ、人生は悲しく短いからぼくといいことしよう、などと続くのだと思う(偏見)。

曲は軽めのマイナーで、奏者の自由度は高い。

トランペットで演奏しているのはみかけたことがないが、案外合うのではないか。

ジョー・ヘンダーソンのアルバム"Double Rainbow"収録のものが衝撃的であった。
影響が大きいのか、熱くなりそうでもあんまりべたべたしない、freakyにならない演奏がいいなと思う。



2012年8月7日火曜日

Holy Land by Cedar Walton

いわゆるマイナーブルースナンバー。

キメの多い曲。2-5の連続なのだが、都会的な響きを感じる。Holy Landといっても、玄奘三蔵法師のイメージではないとおもう。

ピアノトリオの曲と思いきや、管が入っても楽しいです。


アル・ヘイグの上質な音でどうぞ。
これくらいのテンポでやってるのが好きです。


2012年8月2日木曜日

Tom Harrell plays Joy Spring unaccompanied

トム先生の無伴奏のJoy Spring.

曲自体は言われるほど難しくはない、と思う。トランペットには転調がややきついけど、オーソドックスなコード進行が半音上がるだけである。ジャイアント・ステップスが途中で半音上がるわけではないんだから大丈夫。

トムさんのソロは緩急あり、リズムも丁寧に歌い上げている。うん、吹き飛ばさず丁寧に、というのが良さだと思う。よく聴きこむことで、トム先生のコードに対する考え方が得られると思う。

自分もいつかConfirmationを無伴奏でやってみたいなあ。